きがつく。

しょうがくせいのころ

ちいさきは
ちいさきままに
はな さきぬ

この詩、すき、いいね
と、おかあさんにいいました

そうしたら
おかあさんは

「ちいさきは
 ちいさきままに
 おおきく さきぬ」

はなびらがひらくように
りょうてをひらきながら
おかあさんはね
そうおもうよと
にっこりわらいました

いろんなことがあり
おかあさんをにくんだときも
ありました

でも
わたしのおかあさんは
はなのように
ゆたかなじょせいで
むすめたちのかんせいを
それぞれに
みとめよろこんでいた
さいだいのみかただったと
おもいます

じぶんがすぐれているとおもっていたら
それはかんちがいかもしれない
そういっていたおかあさんのことばは
けんきょがだいじ
と、つたえていたのだと
おもいます

そのときはわからなくても
いつかなにかにつながり
わかるなにかがあればいい

きがつく
とは
そういうことでも
あるかもしれません

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