伝統文化をたのしくきらくに知るおしゃべり会をしようと決めたとき。
ギャラリー立ちあげのときもそうだけどほんとになにかをはじめるとき、おじけづく。
そんなとき、もう飛ぶしかないという状況に 自分をおく。わざわざ。
キングコング西野さんのブログで読んだ紳助竜介さんの漫才で飛行機はなぜ飛ぶのか、滑走路がそこまでしかないから飛ぶしかしゃーないやろみたいな。
能楽師さんとなかよくなってお能をたくさんの人にみてもらおうあれこれスケールでかいことをいきなり考えて気持ちが失速。
自分のできるだけくらいのことができたらよかやん。
それから、考えてみるのだけれどイメージがみえてこないしなんかくるしい。
お話や演舞をしてくださる方がこられて誰もこなかったら、どうしよう。申し訳なかやん。どげんしよう。
ブレーキかけているのは自分。いちばん邪魔くさいのはひとめ気にするちっちゃな自分だった。
ゼロからはじめる。ひとりからはじめる。実際、伝統文化をひろげようと毎日とびまわってある方たちは、そのきびしさもよろこびも、わたしがとやかくいうより、なにより、よく知っておられる。
「ここでいいじゃないですか。 いいじゃないですか、ひとりでも」
どこにでも行きます。どこででもやります。ふだん、先生とよばれてある方がいつもそうこたえてある。
まず、わたしがききたい。きいて、しることをたのしみにしている。そこから、はじめよう。ふっきれるとかるくなった。
「いっしょにやるんですよ。」
あ、そうか。ひとりでやるんじゃない。いっしょにやるんだ。イママデ アタシハ ナンテ エラソーダッタンダロ。
毎度毎度あちこちでいうけれど。猫が好きな人も嫌いな人も肌の色や言語が違ってもなにからなにまで違ってもともにわかちあえるものそれが文化だと思う。
そして文化は世界を平和にすると本気で思っとうとです。
というわけでギャラリー開業の翌年春たけなわのころからはじまったのです。
もうこわくなか。ありがと。