宇美町・水の話② 30年前は100%自分たちの町の水を使っていた。いまは約17%。町にきてない水のお金も住民が払っているのよ。なんで?(イベント開催前告知)

町議の丸山さんにお会いして、二時間ほど、取材をさせていただいた。

お役所体質がいちばんあらわれているのが水道料金だという。

糟屋郡でいちばん高い宇美町の水道料金。自己水源率が約17%、県下でもこんなに低いのは稀。海水淡水化は宇美町に水はきていない。五ヶ山ダメの水もこない。約30年前に町が権利を買っているから払わないといけないわけでそれはすべて住民が負担している。

要するに、見直しもされずに、30年前のまま、行政の舵取りの失敗を住民が負担しているということだ。

また、水道企業団が民間になる可能性がある。これはなんとか阻止したいと町議の丸山さんは話す。水道が民営化されたら、水道料金がもっとあがる。

貴船ガーデン約330戸、ここは井戸水。上下水道の整備ができていない地区は、135000円の加入負担金を払い水源の権利を買う。月々の負担は軽いが井戸水は枯れることもあるので住民は町へ整備を願い出た。その費用約三億円。町はその額を住民に負担してほしいと返事、整備はいまだできていない。

さらに町は、検針員を嘱託から派遣会社に頼む方向でそうすると人件費が、現在約600万が約800万円になり、それが水道料金にはねかえる。人材派遣会社を儲からせる仕組みが日本中にできてきている。

日本一の地下ダム、浄水場や深井戸などをフル活用すれば100%自己水源だけでやっていくことは可能だと思う。しかしながら現在は筑後川などの水を買わないといけない仕組みになっていて大量の水を購入している。今後五ヶ山ダムが開始になると自己水源がますます低下する。(丸山町議 談)

宇美町の水はよい。水がおいしくて豊富できれいと思い、この町を選んで暮らした方々も多い。そんな約30年前はまだ100%宇美町の水が配分されていた。自分たちの町の水は、自分たちの町で確保できないのか。

生活にもかかるし、水はなによりからだにもはいってくる。料金の上昇率の高さ。他の町は使えば使うほどさがる。私のようなガーデナーには痛い。しかも、飲めない、ろ過前の汚さと殺菌ぶりを知ったら。宇美町の水なら過度な殺菌しなくて飲めるのだから。

なぜ、こんな状態になったのか。

宇美町は防災に強い町です。一方、県下最下位の学力という教育、加速度的に増える高齢化を含め、20億の町の貯金をすべて使ってつくった図書館のことなど、まずは知りたいと思います。

子育てをしたい町へ。

年をとっても暮らしたい町へ。

それはいったいどんな町ですか。

9/12(土) 13時より なんでも話します、なんでも聞いてください、という町議 丸山康夫 氏 をお招きしてイベントを開催します。(※場所が変更となっています)

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