2016年6月家の一室を使って はじまった馬場文化堂、おうちギャラリー。
文化は世界を平和にすると本気で願いさりとてなにをするつもりか自分でもよくわからず オープンしてすぐに能楽師さんと出会いました。国指定重要無形文化財の方とは知らずあとになってだんだんと気楽に頼んでよいものかと思ったものの今もいろいろお願いをしています。
それからうちでは、お能のおはなし会、外では、お能ライブと定期的に続けていき、去年、おはなし会をとおしてお能のお弟子さんへおふたりつながりました。
そして、2月16日森本能楽堂(福岡市中央区警固)で開催された流儀をこえた
お能の発表会で、お弟子さんになったおひとりが初舞台に立たれました。
おはなし会に参加していた友人たちはお弁当つくってきて応援にかけつけ
舞台に立つともだちのおかあさまとおねえさまも 遠方から、こられました。
おかあさまのいちばん好きな着物をきて、母によろこんでもらいたいと舞った熊野。
堂々とした舞に よく響く声 胸にわきあがるのは
感無量は・・・いろいろ
続けてきたことがひとつカタチになったようでうれしかった
なにより
お能ははじまる前に拍手はあがりません。静かに、はじまりの挨拶もなく謡も舞もはじまります。
彼女が舞台に登場したときシンとした中でひとつの拍手がきこえました。91歳のおかあさまの拍手。
娘への拍手。
あたしゃ、泣きそうです。
私もおうたいを習っていますがなかなか上達せず舞台に立った彼女が舞って 私がうたう、を目標に近い将来、御披露目できたらなぁ。
おはなし会、ライブ、お稽古・・・能楽師の先生、これからもよろしくお願いいたします。
向かって右、能楽師 久貫弘能さん(シテ方 宝生流 国指定重要無形文化財保持者)向かって左、今回、初舞台のおともだち。
この初舞台についての能楽師さんのブログ記事こちら→ ☆☆☆
伝えたいことがあるならば 伝わるように努力しなきゃいけない。この舞台は、私にも励みになりました。
よかったよかった
お能はからだの体幹をしっかりつくってくれます。そして、見えない世界と生きている、そのことのだいじさを教えてくれます。
能の、お稽古を体験したい方、見学したい方、そのほかご興味あられる方、お気軽にお問い合わせをどうぞ、お待ちしています。