知り合いの版画家さんが
毎日、SNSに投稿されてある。すべて、400文字以内の文章に木版画を一枚そえてある記事。
コラムだコラム。お会いしたときに話をうかがったら「日課ですよ、日課。やると決めて、時間を決めて、書いているんですよ、ただの日記ですよ。」
日常や社会を切り取ったその文章はわかりやすい 読みやすい。テーマはひとつ 起承転結がギュッとつまって余韻のある読後感。句読点が的確な文章がまた私には気持ちいい。
読む人がいることを意識してあられるのかないのか。たぶんあられるだろうな。
私もパソコンにむかい毎日ブログを書いていたときがあった。
一年以上続けた頃目が痛くて激しい頭痛がしてあぁ無理だと三日に一度くらいにした。かつては鉛筆やペンで日記帳に毎日日記をつけていたのにデジタルは消耗させるのかな。
でも、それは言い訳だったと反省している。パソコン無理ならスマホでもノートでもいいやん。
毎朝、頭の中で綴っている文章をそのまま文字におこしてみよう。
この版画家さんはクリエイティブの世界では大先輩にあたる方だけど出逢いは鮮烈。
マルちゃんの火葬の帰り道 かかってきた知らない番号遺骨を抱えたままとったスマホ。
「作品を展示できますか」という、お問い合わせ。いわなきゃいいのに私も「あの きょうは、うちの だいじな猫の火葬で明日連絡します」
版画家さんはあーしまった と思われたそうだけどビジネスライクでなかったのはこちら申し訳ないです。
うーん、でもマルちゃんの縁だと感じてうれしかった。大切にしようと思った。
会うたびに、たのしくなる。もっと話をしていたくなる。また会って また話をしたい、そんなお人柄。
文章はその人の話す言葉によく似ている。きょうも版画家さんの文章を読みながら返事をしてみる。
「おはようございます。」
ぼく、マル。ぼく、かっこいい
*木版画家 いわはん さん
https://iwahan.thebase.in/